メタボ対策:夏の運動

毎日暑い日が続いています。こんな時はちょっと夕立が来たら涼しくなるのに、と思いますが、雨は偏って降ってばかりでうまくかないものですね。

最近我が家のメンバーに犬が加わって、毎朝散歩に行っています。保護犬を引き取ったので正確な年齢もわからないし、これまでどんな風に暮らしてきたのかもわかりません。ただ、フィラリア症に感染しているのと、テーブルの上に食べ物をうっかり出しっ放しにしておくと、誰もいなくなった途端にぱくっと食べてしまうので、厳しい暮らしをしていたのだと思います。名前はマヨ。保護されたときに付けてもらった名前です。夏場のシロクマのような毛色なので、マヨネーズのマヨかと思ったのですが、保護犬の名前をアから順番に付けていって、まの番だったと言うのが真相でした(迷い犬の『まよ』と思う人も。

ともかく、その日は休日ということでいつもよりちょっと寝坊してしまい、散歩が8時頃になってしまいました。夏場の8時というと、もう太陽はじりじりと照りつけていて、まだ地面はさほど熱くはないですが、いかにも日焼けしそうな強い日差しで、私たちもそそくさと家路を急いでいました。そこへ、向こうからショートパンツにTシャツ姿で息を切らした男性が歩いてきます。近づいてみると50代後半ぐらいの方で、顔から胸からすごい汗をかき、お顔も真っ赤になっていました。たぶんいつもの?ランニングコースを走り終えて脇道に入り、自宅へ戻られる途中だったのだと思います。毎朝走っているのではなく、休日だけのランナーなのではないかしら、思ったより熱くてへばっておられる感じでした、飲み物も持たず手ぶらでしたし。こういうのは危ないですね。健康のためが逆に、大変なことになるかもしれません。脱水症、熱中症、脳梗塞や心筋梗塞。何事も過ぎたるは及ばざるがごとしです。

と言うわけで、夏にも安心して行える有酸素運動として、プールで行う水中ウォーキングがおすすめです。イメージとして膝の悪い高齢者がする運動という気がしますが、中高年のメタボ対策にお勧めです。浮力があるので、膝や腰の悪い方に向いているのはもちろんですが、水の抵抗が全身にかかるため、それを押して歩くのはインナーマッスルも含めた全身運動になります。そして歩くスピードを変えることによって運動強度を変えることができます。体力に自信のある方はぐんぐんスピードをあげて歩いてみると、全身のかなりの力が必要なことがわかるのではないかと思います。熱中症の心配もないし、水圧がほどほどにかかることで静脈環流がふえて循環器系統にも良い影響があるようです。

ということで、運動も臨機応変、走るとなったらどんな条件でもひたすら走るというのはもう修行の領域。メタボ対策なら楽しく安全に体を動かしましょう。

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皆様、マヨと申します。たぶん5歳ぐらいの女子です。香取郡でさまよっているところを保護されました。先住猫のなんちゃんには嫌われていますがめげずに頑張っています。

— posted by なん(管理にゃん) at 04:27 pm  

zozoマリンスタジアムキャンペーン

今年も例年のように千葉ロッテマリーンズとのコラボ活動が始まりました。5月21日(日)、今年はZOZOマリンスタジアムと名前を変えた球場は、レディスデイで無料でTシャツを配る企画もあってか大勢の女性ファンで大賑わい。真夏のような暑い日でしたが、いつもの階段下の小象ブースは、風が通り抜けて涼しく、快適にキャンペーンを行うことができました。

今回は千葉県立保健医療大学の学生さんで栄養学を学ぶお嬢さんたちが参加して、健康的な食事についてのチラシ配りを手伝ってくださいました。そのためか、女性を中心に、血糖測定も、貧血検査も、血圧(動脈硬化チェック)も、すべて最初から最後まで途切れることなく、つぎつぎと検査希望者が訪れていました。女性の方が健康に関心が高いのでしょうか?それとも何でも試してみたいという好奇心が強いのでしょうか?日ごろ検査を受ける機会の少ない主婦の皆さんなどにアピールできてとても良かったと思います。

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— posted by なん(管理にゃん) at 10:16 pm  

大人の偏食

3月31日の千葉日報に小象の会 篠宮理事長が健康についての記事を投稿しました。肥満やメタボで悩む方も、そうでない方も陥りがちな食生活上の問題についてわかりやすく解説していますので転載いたします。

千葉日報連載「医療現場からの提言

いつの間にやら大人が偏食

―「大人の偏食」というのがあるそうですが、どのようなことでしょうか?

篠宮 好き嫌いとは別に、あれが良いと聞けばそればかり食べ、これは良くないと聞けば必要なものもやめてしまう。その結果、栄養のバランスが崩れてしまうのです。

―具体的には? 

篠宮 糖質制限が良いと聞けば、おかずしか食べない。でも三大栄養素として、糖質・タンパク質・脂質のどれもが必要なのです。○○という果物の××という成分が良いらしいと聞けば、それを過剰に食べて血糖値が上がったり、太ってしまう。極端はいけません。「健康によいと思って食べ過ぎる」のです。

―でも何かが健康に良いと聞くと、とりたくなりますよね。

篠宮 まず健康のどこによいのか冷静に考えましょう。売る人がもうかって、その人の健康によいだけかも知れない。科学的に証明されているのか? 10人で有効だった? 残りの990人には効かなかったかも知れない。「あなたはテレビを見ていても、テレビはあなたを見て言っているのではない」ということです。

―「血圧・血糖・コレステロ-ルの高めの人に」と書いてあるものを見ましたが?

篠宮 血圧が下がるとは書いてないのです。行間を勝手に読んで自分の都合のよいように解釈してしまうのです。血圧の薬を3種類飲んでやっと血圧が安定した人が、薬よりよいのかと勘違いして、薬をやめてその食品だけにしていたことがあります。事なきを得たのでしたが…。

―これはというお勧めはありますか?

篠宮 地中海食というものが、寿命や認知機能に有効かもしれないとされています。たっぷりの野菜と果物とともに、精白していない全粒穀物を中心に適量の魚肉・鶏肉・赤ワインなどの食事です。しかし単一の食品をとり続けるのは意味がないとされています。

―宣伝を見ても科学的に正しいかはすぐには判断できません。

篠宮 それなら芸能記事(スポーツ記事もしくはスポーツ芸能記事)と同じようにただ楽しめばよいのです。自分が実行しなくて問題が起こることもないでしょう。

―結局どうしたらよいのでしょうか?

篠宮 これさえ食べれば、飲めばよい、というものはないのです。バランスのとれた食事を楽しみ、適度に身体を動かしてください。心臓発作は、1時間以上歩くと、歩かない人に比べて半減すると報告されています。「便利と横着は身体に悪い」ということです。 そしていまの元気を感謝しましょう。さらに人のために役立つ何かをしましょう。それがあなたの生き甲斐になったら、それこそ元気になれるのです。「奉仕は人のためならず」です。

いかがでしょうか?結局最後はバランスですね。栄養バランス、運動と休養のバランス、生活と仕事のバランス(ライフワークバランス)自分のためと誰かのためのバランス…偏りなく生活していくことが大切なんですね。

— posted by なん(管理にゃん) at 02:38 pm  

カノン金物店 10

館長 風屋のリオン

さあ、小象童話館のオープンです。館長は「風屋のリオン」。風屋とは聞きなれない仕事ですが、吹きすぎる風の中から透き通った鳥を捕らえる仕事。鳥の代わりに不思議な物語を捕まえてお話しましょう。

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カノンはその混乱の中を、どのように切り抜けてきたか良くわからないが、気づくとたった一人で、家の近くの公園に倒れていました。体中のあちこちがひどく痛んだけれど、大きなけがはしていませんでした。日はもうすっかり暮れて、空にいくつもの星が輝いているのが目に入りました。

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カノンが気が付くと家の近くの公園に倒れていました。

父の残してくれた忠告の本当の意味が、その時やっと分かりました。そしてもしかすると、あの手紙を残した父自身が、36年前に自分と同じ体験をしたのではないかと思いました。 カノンはそのできごとが新聞に載っていないかと、それから毎日注意していました。けれども、とうとう一行の記事も出ませんでした。人々の目に触れることもないままに、闇から闇へと消えて行ったのでしょうか。

カノンはあの日、正装をして集まっていた人々がどうなったのか、そして、36年間待った、というこの出来事はついに成功したのか、とても気になりました。しかしそれを知る方法もすでにありませんでした。 そっと、あの建物にも行ってみたけれど、人々が踊り、歌い、祈った場所にあの日のできごとを思わせるものは、何ひとつありませんでした。まるであれは夢だったというように・・・むしろ、その部屋がすみずみまできれいに洗い流されているのが、奇妙に目だっていました。 カノンはその時、あの男の悲しげな表情がふいに思いだされて、胸が痛みました。

カノンには、もうひとつ気になることがありました。 カノンの店には、あのプルトハイと呼ばれる金物がまだ三つも残っているのです。 これからも、このようなできごとが繰り返されるということなのでしょうか? もしそれが正しいとするなら、今回のことは、あらかじめ失敗すると決まっていたことになります。そしてこれからの2回も・・・ それをあの人たちは知っていたのでしょうか。 いや、誰にもそんなことはわからないに決まっています。 ただ、この金物を三つ持っているこの店の、得体の知れない何かが、そう考えているに過ぎないのです。

それからひと月ほどたったころ、カノンは誰が書いたかわからない手紙を受け取りました。 「カノンさん、あなたの店にいつかまた、きっと、買いに行きます。そのときに店がまだあるように、願っています。」 手紙にはそれだけしか書いてありませんでした。誰が買いに来るのかも、何を買いに来るのかも書いてありませんでした。けれどカノンは、たったそれだけの手紙を、店の隅で何度も読みかえしました。

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カノンは名も知らぬ人からの手紙を何度も読み返した

 カノンは父が残したメモを捨て、新しい紙にプルトハイをていねいにくるむと、棚の一番奥に、隠すようにしまいこみました。

                         終

— posted by 風屋のリオン at 06:55 pm  

カノン金物店 9

館長 風屋のリオン

さあ、小象童話館のオープンです。館長は「風屋のリオン」。風屋とは聞きなれない仕事ですが、吹きすぎる風の中から透き通った鳥を捕らえる仕事。鳥の代わりに不思議な物語を捕まえてお話しましょう。

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 祈りが終わり、男が姿を消すと、そこに、真空のような空間ができ、その空間は黙って誰かの登場を待っていました。 それは、わずかな時間に過ぎなかったにちがいありません。けれど、10年にも、あるいはこの人たちが待ったという、36年にも思われたのです。

その空間に真っ白な衣装を身にまとい、長い髪を後ろで束ねた女性がゆっくりと姿を現しました。年齢はもう若くなくても、その横顔には高貴な美しさが輝いていました。 今日のすべてのできごとは、この時を迎えるためにあったと思われる一瞬でした。 その女性は、両手にあのプルトハイを捧げ持っていたのです 女性はプルトハイを部屋の中央に置き、少女が運んできた酒びんのようなものを両手で持って、そこになみなみと注ぎ込みました。 そして、ふところから純白のひもを取り出すと、縁に付いた円筒の部分に差し込んだのです。 それは実によどみのない、優雅な身のこなしでした。カノンは驚いてその作業を見つめました。 その人が小さな紙切れを目の前にかざし、祈るようなしぐさをすると、火までもが柔順になったように、ポッ、とともりました。 そして体をかがめて、プルトハイに火を移した瞬間、炎がとうとう命を持ったように、ひときわ大きく輝きました。「おお!」 みんながいっせいに叫びました。 プルトハイは人々の間を火のついたまま回されました。 大人たちは、みんな待ちかねたというように、プルトハイを受け取るとそこに注ぎ込まれた酒を飲み、子供たちの頭にはその酒が振りかけられました。そのたびに、どっと大きな歓声が部屋中にひびき、また酒が注がれ、プルトハイの炎が揺れました。

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白い服をまとった女性がプルトハイを捧げ持って現れた

「プルトハイはこのように使うのか!」 カノンは身を乗り出して、その酒盛りを見つめました。 それは明らかに、何かを祝福している姿に見えました。女の人によってともされた灯りを讚え、それがすべての人々のものになれ、と願っているような熱があふれていました。

突然、今までとは違う叫び声と、男たちの激しくどなりあう声が聞こえました。 その部屋の扉をけやぶって、皆同じような黒い服を来た男たちが、何人もなだれ込んできました。 人々は総立ちになり、男たちはどこかにかくしていた棒のようなものを持って、その黒服の男たちに向かって、殺到してゆきました。  部屋はたちまち戦場になりました。けれど女も、そして子供たちさえも誰一人その部屋から逃げ出そうとはしませんでした。みんな手に持った、わずかな武器でその黒服の男たちと戦おうとしていました。 黒服の男たちは、あとからあとから数を増やしていきました。 ガシャン! 激しい音とともに窓を破って、カノンのいる部屋にも黒服の男が踏み込んで来ました。(つづく)

— posted by 風屋のリオン at 09:16 am  

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