第5回小象フォーラムその2

6月7日に開催された小象フォーラムのお話、まだ続きます。特別講演は国立国際医療センター国府台病院内科医長の三島修一先生です。テーマは『生活習慣病改善を妨げる家族内交流不全―新しい交流を回復するには』

生活習慣病はその名の通り生活習慣が原因となる病気です。個人の生活習慣はその人の心のありようと深く結びついています。そして人間は社会性のある生き物なので、お互い交流しあうことが必要。それがうまくいかないと本人はそれと気付かなくても心は不安でいっぱいになり、生活習慣を変えていくエネルギーが生まれません。たとえ家族だからといって、お互いに自分の気持ちを伝え、相手の気持ちをわかろうと耳を傾けなければ、良い交流は生まれないでしょう。

三島先生は、医療者が患者の声に耳を傾け、家族の声にも耳を傾け、辛抱強く“傾聴”することで、お互いの歩み寄りを引き出し、家族の交流を回復させ、その結果、患者さんは悪しき生活習慣を改善する力を得ることが出来るとおっしゃるのです。

この辛抱強く傾聴するということが、なかなか大変で、忙しくて時間が取れないこともさることながら、医者というのは黙って聞いていることがとても苦手な人種なのだと思うのです。とにかくなにかしらの答えを用意し、説明し指導しなければいけないと、つい思ってしまうのです。同僚が患者さんに病状説明をしているのを偶然聞く機会があると、一方的に話しているなぁと思うことがしばしばあります。医者の声ばかり聞こえてくるのです。三島先生の場合とまるで反対です。それだけ説明し、指導し、それで患者さんが良くなるのかというと、それがそうでもないのです。困ったものです…

難しいけど、あらためて“傾聴”に努めてみようと思います。

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いかにもやさしい風貌の三島先生でした

それから、先生が推薦する家庭内交流のコツ。なかなか話を聞いてくれないご主人に聞いてもらうためにはまず、『5分でいいから聞いてくれない?』と話に集中するよう注意を向けさせること。そうしないと、男性はきっと上の空。そして、話が終わったあとには必ず、『聞いてくれてどうもありがとう』と言うこと、だそうです。女性の皆さん覚えておきましょうね。

講演会の後は情報交換会。楽しく小象の会内交流を深めました。

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34名が参加

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渡辺先生がご挨拶で“後期高齢者ではなく、高貴高齢者だと思っている”とおっしゃったのに喝采

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最後まで残った皆様。にこにこです。

そういえば、堂本千葉県知事からもメッセージを頂いたのでした。

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メッセージを読み上げる中野理事

また、秋のフォーラムもよろしく!

— posted by なん(管理にゃん) at 10:43 pm  

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