こんな本を読みました

管理犬の管理人であるまりんのママは、本を読むのが大好きです。でも、なかなかその時間がないのが悩み。電車通勤すると本が読めるので、それがうれしい。面白い本を読んでいると、今日も車でなく電車で行こう!ということになるので、地球にも、体にも、心にも良いですね。

最近(といっても半年ぐらいの間に)読んだ本で、楽しかったものをちょっとご紹介します。(ためになる本、でも、勉強になる本でもなく、あくまで、楽しめた本です)

まず、これ。

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白黒ぶちの子犬の装丁

松浦理英子さんの『犬身』(けんしん)。主人公は種同一性障害と自分で感じている女性。この世の中で犬ほど好きなものはないと思い、道で犬に会うたびに、どんな犬でも、甘やかな気持ちになって見入らずにないられない。子どもの頃には、“自分は犬の筈なのに、どうして人間の姿で生きているのか、どうやったら犬になれるのか”と一生懸命考えていたし、大人になっても、“体は人間だけど、魂の半分は犬”、と、犬化願望はずっと続いている。そんな主人公が、不思議なバーのマスターと知り合いになり、さらに、陶芸家の女性と知り合いになり、犬になってその女性にかわいがられたいと願うが、その人には謎めいたところがあり…と物語りは続いていきます。大人のファンタジーですけれど、ユニークな着想で、とても面白く読めました。

ファンタジーといえばこれも

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かわいい表紙。帯にはスピッツの草野マサムネさんとポルノグラフィティの岡野昭仁さんのコメントがありました。

これも、ファンタジーですね。『食堂カタツムリ』小川糸さん。ある日インド人の恋人が、何もかも家財道具一式を持って姿を消してしまった。残ったのはおばあちゃん形見のぬか漬けのつぼだけ。主人公はショックから、声まで無くしてしまって、15歳のとき飛び出してきたふるさとに帰る。料理が大好きな主人公はそこで小さな食堂を始める。いろんなエピソードがつぎつぎと展開し、さらなる挫折も経験するけれど、最後は声を取り戻し、希望を取り戻し、前向きに生きていくというお話。そう、うまく行くかなぁ、と思うこと多々あり。でも、動物や植物の命を戴いて自分たちは食べている、生きていることに感謝して、心を込めて料理をしなければ、食べなければ、という気持ちになりました。作者のご主人は有名なテレビプロデューサーだそうで、そういえばテレビドラマにしたらよさそう。

面白いといえばこれ

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時代物です。

『のぼうの城』和田竜さん。埼玉県行田市にある忍城(おしじょう)が石田光成の2万の軍勢に、たった3千の(それも農民を含めて)兵で立ち向かい、耐えて、勝ち抜いた痛快なお話。石田光成は28kmにも及ぶ長大な堤を築いて、水攻めまでしたのに!その総大将がのぼう様、“でくのぼう”の“のぼう”。こののぼう様を含め、登場人物の魅力的なこと、作者はみんなに、優しい目を向けています。だから、戦の話なのにほんわかとした雰囲気があるんですね。帯にあった言葉『方円の器に従う水の如し』老子の上善如水ですかね。このように生きたいものです。これは、映画にしたら、すごく面白そう。主役は誰がいいかなぁ、と考えるのも楽しい一級のエンターテインメントと思います。

— posted by なん(管理にゃん) at 03:41 pm  

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