糖尿病はがんのリスクではない?!

今年の春はちょっと姿を見せてはまた遠ざかり、なかなか腰を落ち着けてくれません。桜も長持ちしています、入学式が終わってもなおきれいですね。さて、そんな今年の春にこれまでの常識を覆す研究が…

これまで糖尿病はがんのリスクを1.2倍程度高める、とくにすい臓がんや肝臓がん、大腸がん、女性では卵巣がんなどでリスクが高くなると言われてきました。これは国立がん研究センターの実施する多目的コホート研究(JPHC研究)で10万人近くの人たちの経過を追うことによってわかったこととして2015年に発表されていたものです。

ところがこの程、その後に行われた同じJPHC研究で、糖尿病とがんとの間に関連を裏付ける強いエビデンスは見いだされなかったとの結果がでたと発表されました。つまり糖尿病になったからと言ってそれが原因でがんが発症しやすくなることはない。これまで、リスクを高めていたように見えたのは、じつは、がんがあったから隠れていた糖尿病が表面に出てきた(糖尿病と診断されている人でもがんが発症するとコントロールが大変悪くなることが多々あります)、とか、糖尿病を発症させる同じ原因ががんも発症させていたとか、いろいろなケースが混ざっていたのではないかということですね。

だからといって日本人の死因の第一位をしめるがんが糖尿病の患者さんに関係ないということではなく、糖尿病ではない人と同じリスクをしょっているわけですし、もしがんが発症してしまった場合、糖尿病のコントロールが悪いと、がんの治療を行うときに、様々な意味で大変不利になってしまって、やっぱりこれは困りますね。糖尿病をはじめとした生活習慣病は毎日のちょっとした工夫、ちょっとした意識の変化でうまく対応できるようになります。上手にお付き合いしていきましょう。

— posted by なん(管理にゃん) at 10:59 pm  

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