第二回千葉県糖尿病対策推進会議学術講演会と特定健診

7/24(木)第2回千葉県糖尿病対策推進会議学術講演会が開催されました。

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まず小象の会栗林先生から『千葉県における足チェックシート』を用いた糖尿病患者さんの足の実態調査についての報告。糖尿病には神経障害が合併しますが、足の神経障害はその代表的なものです。症状としては「足がつる、こむらがえりが起こる」、「足の先がしびれる」、「足の先がジンジン、ぴりぴりする」など、とても不快なものばかりで、何らかの足の異常を認めた患者さんは53.9%(全国)でした。また、外観異常として、「みずむしなどの感染症」、「足の乾燥、ひびわれ」、「皮膚がカチカチになっている」などで、なんらかの外観異常を認めた患者さんは58%(全国)でした。アキレス腱反射や振動覚テストで異常を示した人たちの中で、自覚症状や外観異常のない人たちが約40%もいて、この方たちは無症候性神経障害と分類されます。検査を受けなければ、自分の病状がわからないわけで、なんでもないからといって医師も、患者さんも安心してはいけないということですね。

ついで、日本医師会の今村先生から、糖尿病対策推進会議がこれからの日本の生活習慣病や糖尿病の対策を決定していく上で、大きな役割をになっているというお話がありました。

最後は東京女子医大 糖尿病センターの岩本先生が軽症糖尿病と特定健診、特定保健指導についての講演をされました。軽症の糖尿病では朝、絶食して測定する空腹時血糖はあまり問題なくても食後には高血糖になっていて、それが動脈硬化症の発生、進行、ひいては心筋梗塞などの心血管障害と深くかかわっています。食事療法や運動療法はもちろん、食後高血糖を改善する働きのある薬も上手につかって、管理していく必要があります。

この考え方をもっと進めて、糖尿病発症前の人たちをしっかり指導して、体重を減らし、病気を未然に防ぎましょう、というのが特定健診、特定保健指導だと思います。しかし、この特定保健指導はちょっと無理があるのではないでしょうか?

体型が少し太めというだけで(腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上)、そして、現在、高血圧や糖尿病、高脂血症がなくて健康な人ならいやおうなく指導の対象となります。(病気治療中なら、指導の対象からはずれます)そうすると、毎日運動します、とか、間食をやめて3kg体重を減らしますとか誓約書にサインさせられ、月に一回指導を受けに行かなければなりません。病気じゃない人たちがですよ!病気があっても、月1回の外来受診はなかなか難しいというのに。健診そのものや指導を受けなかったり、体重が誓約どおりに減らなかった人が一定の割合以上存在する健保組合、あるいは国保なら市町村は、5年後にペナルティとして、後期高齢者医療に対する負担金を一定の割合で増やされてしまいます。全体責任というわけです。これはちょっとひどいです。小象の会は生活習慣病を減らすのが目的ですが、でも、強制したり、ペナルティを課すのはどうかな、いやだなと思いますよね、どうでしょう?

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はーい、強制的に体重を減らされたのはワタシです。こんど報告しますね。誓約書書いた覚えはないんだけど、かなりやせたんです!

— posted by なん(管理にゃん) at 10:18 pm   commentComment [1] 

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