習志野・船橋地域・職域推進協議会に参加し、講話をしました

投稿日:2010年11月11日|カテゴリ:小象ニュース2010

昨日(11/11)、午後1:30~3:00に千葉県習志野健康福祉センターで平成22年 度 習志野・船橋地域・職域推進協議会が開催されました。そこで30分間ですが 私から講話をさせて頂きました。

題名はフォーラムの時と同じで「生活習慣病防止~みんなで考え、ともに行動 を!」でした。
講話の内容はフォーラムの内容にさらに普段からの私の考えも織 り交ぜて話させて頂きました。
大人の生活習慣病、自殺や鬱の増加、子供の肥満、子供の体力低下、意欲の低 下、自己肯定感や幸福感の低下、学力の低下、キレる子や我慢ができない子の増 加、肥満とやせの原因や社会背景の共通点などを話しました。いずれも現在の社 会環境が大きく反映したもので、今後、職域・地域を超えた皆の知恵でこれらの 問題を解決する必要性があることを伝えました。 なお、小象の会の会員も数人参加されました。
その中で司会をして頂いた千葉県 習志野健康福祉センター長の藤木哲郎様(小象の会の会員)からも貴重なご意 見、ご感想を伺えました。いろいろな重要な立場についておられる方々が小象の 会の会員としてもご活躍されていることをたいへんうれしく思いました。 (栗林)

「人」は一人では生きているのではなく、影響しあって生活していること、 残業時間が増えれば生活のリズムが狂うこと、 情報過多の時代での取捨選択など再考させられました。
また、私は職域(産業医)からの参加でしたが、労働安全衛生法では時間外100時 間以上の長時間労働に対しては医師の面接指導を行う義務があります。 実際の企業の保健指導では生活面からの残業短縮のポイントなどの指導を地道に 行っています。
昨日の先生の発表の中で「生活の質」に関する話がありましたが、最近の労働衛 生の考え方で「ワークライフバランス」をご存知でしょうか? 今年度の船橋市医師会産業医研修会でもDVDを流しましたが、まさに「人間らしい 労働」と「生活の質」の調和をはかる理想的な考えだと思っています。 自分自身の生活も反省しないとならないのですが・・・。
事業場・企業での導入を願っています。ご参考まで。
ちなみにこの協議会についてですが、地域での健康保持のため各保健所単位でど のようなポプレーションアプローチを行っていくか 検討する会議です。 県内全域をカバーしており、習志野・船橋以外にも設定されています。 いろいろな会の交流があって、活動を広めていければいいですね。 (松岡)